マンションの共用部の私物を撤去させる最強の方法

住んでいるマンションの廊下などの共有スペースに私物が放置されていてお困りですか?

「邪魔だから撤去させたい」

「隣の家の住人が、玄関の横に自転車を置いていて邪魔」

この記事では、共用部である玄関の前や廊下に私物の自転車や、子供のおもちゃ、使わないタイヤ、アウトドアチェアなどが放置されているときに、撤去させる最強の方法が分かります。

大家や管理会社に直接依頼したり、住人に直接注意してトラブルになったり。

そのようなリスクや手間などなしで、簡単な方法で解決することができます。

マンションの共有部に私物を放置するのは違反である

あなたが住んでいるマンション(賃貸・分譲)で定められている規約で廊下や玄関前などの共用部に、私物を放置することが禁止されています。

マンションの規約違反であれば、管理会社か大家さんに「私物が放置されている」と伝えれば、私物を放置している住人に注意してくれるでしょう。

注意しない大家もいる

しかし、管理会社がなくて、大家が自分で管理している物件でも大家が適当な人間の場合もあります。

私物を放置する住人に注意をしなかったり。

私物が放置されているのを野放しにしていたり。

大家に伝えてもなにも解決しないときもあります。

管理会社も適当で、なにもしてくれない場合もあります。

マンション

私物放置を撤去させる最強の方法

マンションの規約違反であるのに、管理会社や大家が私物を放置している住人に注意してくれない。

その場合は「消防法の違反」であることを消防局へ通報しましょう。

違反している法令や規約の種類マンションの管理規約消防法
対応する機関管理会社か大家消防局
おすすめ度

大家でも管理会社でもなく、消防局に対して「私の住んでいるマンションで消防法の規約違反がある」と伝えます。

この方法が最強な理由は

・消防法の違反であれば絶対に消防局は対応する

・大家にいやみを言われない

・管理会社と電話でやりとり不要

・メールするだけで問題を報告できる

・隣人とトラブルになる可能性がゼロ

私物放置を撤去させるやりかた

ここからは実際に私がやった方法を詳しく説明させて頂きます。

①住んでいる地域の消防局の予防課の連絡先を調べる

②消防局の予防課に消防法の違反を通報する

①住んでいる地域の消防局の予防課の連絡先を調べる

119番に電話をして「消防法の規約違反がある」などは絶対にしないでください。

消防法の違反を通報するのは、消防局の予防課です。

消防局の予防課

消防局の中でも、防火管理に関することや火災予防に関することを担当するのが予防課です。

消防法の違反の通報は消防局の予防課に対して行います。

お住いの地域の消防局には、予防課があります。

「お住いの地域名 + 消防局 予防課」と検索すると、連絡先が分かります。

例えば神奈川県横浜市であれば検索すれば、横浜市保土ヶ谷区にある消防本部庁舎に予防課があることが分かりました。

市のホームページなので、電話番号やメールアドレスなどが記載されています。

消防署より消防局に連絡するのがおすすめ

火災に対して消火活動をするのは、消防署です。

消防署をまとめて、指示などを行うのが消防局や消防本部と呼ばれる場所です。

消防署にも予防課はありますが、私のおすすめは消防局の予防課へ連絡することです

消防局の予防課は市民から消防違反の通報があれば、該当する地域の消防署へ指示を出します。

消防局の予防課の担当者が、消防違反が解決するまで該当する地域の消防署と連絡を取り合って対応してくれます。

②消防局の予防課に消防法の違反を通報する

消防局の予防課に「住んでいるマンションで消防違反がある」ということを伝えましょう。

伝える内容のポイントは以下の通りです。

・住んでいるマンションで消防法の法令違反が目立つ

・火災発生したときを考えると身の危険を覚える

・法令違反行為を改善するよう指導をして欲しいと伝える

消防局の予防課には、消防法の法令違反が発生していると伝えましょう。

廊下に私物が置かれていたり、隣人が玄関の横に私物や自転車を置いていたり、エレベーター前のスペースに自転車があったりしたら、それはすべて消防法の法令違反になります。

「火災が発生したときを考えると、避難経路が確保できない」など、大げさに思われるくらい伝えてよいです。

廊下などの共有スペースに私物を置く住人が消防法の法令違反者なのです。

あなたは何も悪くありません。

・管理会社はなにも対応をしてくれない

・大家は高齢のため私物の放置を野放しにしている

管理会社があれば、大家から委託されていてマンションを管理しています。

管理会社と契約をしないで、大家が管理している物件もあります。

管理会社でも大家でも、消防法の法令違反である私物の放置に対して注意しなければいけません。

私物が放置されているということは、何もしていないのと同じです。

ですので、管理会社や大家に相談せず、いきなり消防局の予防課に通報しましょう。

消防局の予防課や消防署は「○○さんから通報があった」などと、あなたの名前を言うことはありません。

管理会社でも大家でも、消防局の予防課や消防署が直接来て注意されたら、問題を放置することはできません。

マンション

消防局の予防課が対応できるように、詳しい状況の説明をしましょう。

私は自分の名前・マンション名・住所を記載しました。

・住んでいるマンション名

・住んでいるマンションの住所

・消防法違反の詳細

消防違反の詳細については、文章で説明しましょう。

・廊下に私物が放置されている

・避難経路がふさがれている

・非常ベルの前に自転車が放置されている

・消火器の前に自転車が放置されている

私のマンションでは上記のことが全て実際に起きていました。

写真を送るのがおすすめ

予防局のメールアドレスが分かる場合は写真も送りましょう。

電話番号しか分からない場合でも「実際に確認して欲しいので写真をメールで送りたい」と伝えればメールアドレスを教えてくれるでしょう。

文章で説明するだけではなくて、写真があると本当に消防法の違反が起きていると信じて貰えます。

私のマンションは上のような状態になっていましたので、写真を撮影して消防局に送りました。

最強の方法を実行したらこうなった

私が実際にやったことは

・消防局の予防課に対して、住んでいるマンションの消防法違反をメールで報告

・写真も一緒にメールで送付した

私が住んでいる市ではメールでの報告を受け付けていましたので便利で簡単でした。

消防局の予防課にメールしたら「予防部指導課査察係の消防司令補の方」から返信が来ました。

このように返信のメールがくれば、報告は完了です。

あとは消防局が動いてくれます。

5日後にさらにメールが届きました

最初の返信から5日後に、消防局の予防課の消防司令補の方からまたメールが届きました。

この段階では消防局の予防課の消防司令補の方から、マンションの大家に対して指導が行われています。

この時点で大家(管理会社)は消防法に違反しているという事実が消防局に伝わりました

報告が終われば、あとはすることはありませんが、私物がマンションから撤去されるかは見守りましょう。

消防局への報告が最強な理由

消防局の予防課から、大家や管理会社に対して指導が行われたということは、消防法に違反しているということです。

このまま違反を放置すると、消防法の違反となり行政処分の対象になります。

私の住んでいる市町村は消防法の違反に厳しく、違反者は行政のホームページで公表されます。

・消防法の違反は行政処分の対象である

・マンション名が消防法に違反していると公表される

・消防法に基づいて命令を受ける

・消防法違反で処罰を受ける

家や管理会社にとっては、最悪な事態になります。

消防署の予防課から、指導を受けたら悪い点を改めて正しくしないといけません。

消防法の違反を一通のメールで報告するだけで、大家や管理会社に「私物放置の問題」に対応させることができます。

私物の放置を野放した結果、消防法の違反となり罰金や刑罰をうけるはめになる

消防法の違反が最悪な事態を招く可能性があると、きちんと分かっている大家や管理会社は最初から、私物の放置を野放しにしません。

住人が放置した私物を片付けはじめる

私の場合は、消防局の予防課から指導をうけた大家がマンション内に放置されている私物に張り紙を貼り付けました。

今まで何もしないで私物を放置してきた大家が、私物を撤去するように伝えはじめました。

1番最初のお願いなので、文面は厳しい表現ではありません。

それでも、何も考えないで私物を放置してきた住人には、「管理人」と「消防署」というワードが出てきたので慌てます

私のマンションの場合は、この張り紙がされた1週間後にはすべての放置された私物がなくなりました。

それでも私物がなくならない時には?

私物が放置されたままのときは、消防局の予防課へ再度メールをしましょう。

消防局の予防課に対して、「まったく状況が変わらない」ということを伝えます。

消防署というのは消防法の違反者に対して、命令や警告をする権限があります。

悪い点を改めて正しくしない管理会社や大家に対しては、厳しく指導してくれます。

いつまでも私物を片付けない住人がいたら

張り紙がされても、私物を片付けない住人もいるかもしれません。

世の中には一定数、迷惑をかける人間が存在します。

・消防法の違反を続ける住人は大家から警告される

・私物の放置はマンションの管理規約違反である。

・私物放置による契約解除の可能性もある

・消防法の違反者を強制退去させる可能性もある

・私物撤去費を違反者にすべて負担させて片づける

私物放置を続ける住人は消防署・大家の両方から警告されます。

私物放置を続けられるほど、甘くはありません。

最終的には強制的な手段で私物撤去か、退去させられます。

まとめ 私物放置は違反である

集合住宅で共有スペースに私物を放置することは、管理規約の違反ですし、消防法の違反でもあります。

違反をしている住人が悪いので、消防局に報告することをためらう必要はありません。

消防局に報告しても、大家や管理会社にあなたの名前はバレません。

・大家や管理会社には報告者がだれだか分からない

・私物放置している住人も、だれが消防局に報告したか分からない

遠慮することなく、消防局に報告をしましょう。

お金を使ったこと

今回の私はお金を使ってません。

メールを消防局の予防課に出しただけです。

消防局の予防課に報告後は、「マンション内部の私物がどうなるか?」を見ていました。

報告後に大家に文句を言われたり、私物放置している住人からも何も言われてません。

使ったお金0円
満足度
おすすめレベル