こんにちは。
10年以上ランニングを続けているランナーの僕が、実際に4つのアームバンドを購入して比べてみました。
実際に10キロのランニングで商品を使ってみた感想を実際の写真と共に紹介いたします。
ランニングに使うアームバンドを探している人にはおすすめの比較記事です。
「1番おすすめのアームバンドをすぐに教えて」という方は1番最後を見て頂ければ、まとめてあります。
僕のランニングの基本スタイルは
- スマートフォンを常に装備して走ります。
- ランニング中はNIKEのRUNアプリで記録しています。
- 家の鍵を持ち歩いています。
PROTHOLIC ランニングアームバンド 6.2インチ対応
まずは1つ目の、PROTHOLICのランニングアームバンドです。
ランニングアームバンドとか、ランニングポーチとか、防水ケースなどを販売しているメーカーのようです。
PROTHOLICのランニングアームバンドのメーカーのポイント
- 6.2インチまでのスマホサイズに対応。
- プレミアム加工技術。潜水服と同じ生地のようです。
- 揺れにくいデザイン
早速、取り付けて10キロ走ってみましたので、以下はレビューです
デザイン
本体のサイドに大きくロゴが入っています。
このロゴに関しては好き嫌いがあるでしょうが、僕は嫌いではありません。
ブラックを基本色にして、所々にシルバーが入っています。
全体的に縫い目が少ないデザインです。
ロゴの横のバンドとスマホ入れる所が縫い付けてあるのと、スマホを入れるところの上蓋部分が縫われています。
縫い目が少ないということは、そこからほつれてくる可能性も少なくなりますし、腕に取り付ける時に、洋服の繊維に引っかかるというようなことが少ないです。
スッキリしたシンプルなデザインで良いです。
アームバンドの部分には穴が開いていて蒸れにくくなっています。
バンドの性能
アームバンドですから、腕にバンドで固定します。
PROTHOLICのランニングアームバンドは一回通して、折り返してマジックテープで止めるタイプです。
写真のように、穴に通して折り返してマジックテープで固定します。
通して止めているだけなので、最初はランニング中に絶対にズレると思いました。
しかし、腕に対してしっかり固定してあげると、ほとんど揺れません。
バンドの先の部分の裏がマジックテープになっていて、バンド本体に固定できます。
このマジックテープを付けた時の感触ですが、本当に軽く止まっている感じだけです。
それゆえに、ランニングの体の揺れでズレてくると思いましたが、10キロランニングの間にズレは感じませんでした。
ただマジックテープが軽く止めているだけなので、ランニング中に緩んでいるんじゃないか?と何回か確認はしました。
しっかりと強く止めてある訳ではないので、ズレないのですが気になります。
腕への取り付けやすさ
アームバンドはアームを完全に外した状態で、腕の取り付けたい部分に対して取り付けるようにと、メーカーの装着方法説明には書いています。
しかし、僕が実際に取り付ける時は、全てのアームバンドでそうなのですが「わっかを作っておいて、そこに腕を通します」
写真のような状態です。
それで上腕の部分まで持って行って、バンドを締めて取り付けをします。
この取り付け方が、1番楽ですし早い。
そしてこの取り付け方をするときにPROTHOLICのランニングアームバンドの先端部分が非常に完成度が高いことが分かりました。
↑ この部分ですね。
まず素材がプラスチックで少し取り付けの穴に対して厚いため、簡単に抜けません。
簡単に抜けることがないため、僕のように「わっかを作って腕を通す」やり方には最適です。
バンドのわっかが外れることがなく、非常にスムーズな取り付けが可能です。
バンドの裏側もサラサラしている生地なのでウェアに引っかかりません。
バンドには無数の穴が開いていて、蒸れないように加工されています。
そして、バンド裏面の生地もサラサラした触感のため、ウェアの上からバンドを固定していても蒸れにくいです。
まったく穴などの蒸れ対策がされていないアームバンドと比べると全然違います。
ケースの操作性
ケースに取り付けても、問題なく操作できます。
PROTHOLICのランニングアームバンドの良い所はケースの下部のスマホの指紋認証がついている部分のフィルムの素材が変わっていて、指紋認証できることです。
この位置に指紋認証がついている機種であれば、パスワードを入れるより早くロック解除ができますので、ケースの中に入れたまま操作する時は便利です。
ケースの形状
形状自体はとくに変わったことはありません。
一般的なアームバンドです。
おもしろいのはケースの内部に仕切りがついているので、前面にスマホを入れて後ろにカードを収納できます。
鍵くらいなら入れられるでしょう。
この機能は地味に便利です。
ランニング時には家の鍵をポケットに入れることが多いです。
ウェアに鍵の収納スペースが付いている物もあるのですが、まだまだ少ないですし薄着の場合は不可です。
そんな時にはこの後ろ側に収納できます。
いざという時の為に、現金を入れておくこともできます。
真夏で喉が渇いたときに、自動販売機見つけたけど現金しか使えないという時には現金があると便利です。
「おい!この自販機スイカ使えないじゃんか」とならないで済みます。
走ってみた感想
- アームバンドを止めた感じが軽い。ズレそうで不安になるが、実際はズレない。
- スマホを入れる部分が蓋式で出し入れがスムーズ。
- アームバンドの先端がプラスチックなので、輪っかを作り装着するときにスムーズ。
- 生地はサラサラしていてべたつきにくい。生地に安っぽさが無い。
- アームバンドに穴が開いているので蒸れにく。じっさい4つの中で1番蒸れませんでした。
PROTHOLIC ランニングアームバンド 6.5インチ対応
続いて2つ目のランニングアームバンドもPROTHOLICのアームバンドです。
ただしこちらは6.5インチまでのスマホに対応しているモデルになります。
正直、家に届くまで同じメーカーの商品というのを見落としていました。
これも装着して10キロ走りました。
デザイン
PROTHOLICのロゴは同じデザインです。
同じPROTHOLICのアームバンドですが、材質が大きく異なります。
こっちは表面の生地の触感がツルツルしていて厚みがあります。
そして縫い目が多いです。
前面のツルツルしている素材の裏側に、柔らかい素材が縫い付けられている感じです。
裏側は写真だと分かりにくいですが、クッション性のある生地です。
両方の生地ともに厚さが少しあるので、スマートフォンを装着していない状態でも厚みを感じます。
ただし腕に取り付けてしまうと「厚いな」とは感じません。
あくまでも見た目の厚みがあるということです。
バンドの性能
バンドを通す穴が2つあります。
手前の穴だけに通して腕に固定することもできますし、写真のように2つの穴に通して固定することもできます。
ただし2つの穴に通すやり方だと、通常のバンドの長さでは足りません。
付属の延長バンドで長くしてあげないと腕に通せません。
手前の穴だけに通して走ってみましたが、ほとんどずれる感覚はありませんでした。
しっかりと腕に固定できます。
バンドの先端はこんな感じです。
穴に対して厚みがあるので、一度通してしまえば強く引かないと抜けませんので、走っている時に抜けてしまうという状態にはなりにくいでしょう。
腕への取り付けやすさ
腕へ固定する時にはわっかを作って腕に通して、バンドをしめて固定するスタイルです。
バンド先端に厚みがあるので簡単には抜けません。
ただこのバンドの先端のマジックテープの縫製が少し雑です。
穴に通すときに引っ掛かります。
わっかを作って腕を通すスタイルではなくて、腕にその度固定する場合
先端の縫製が雑なので引っ掛かるのでスムーズにできません。
バンドの素材の厚みがあるため、蒸れやすいです。
しっかり腕に固定できて、ずれも少ないですが蒸れやすい。
夏は結構ストレスを感じそうな素材とつけ心地です。
ケースの操作性
素材が厚いですが、スマートフォンのタッチパネル操作には何の問題もありません。
ただサイドにある音量ボタンなどは、素材の厚みが邪魔をして非常に押しにくいです。
スマートフォンの画面表示が消えてしまったときに、再度のボタンを押して画面を点灯させるという場合に
ケースに装着している状態だとサイドのボタンが非常に押しにくいです。
ここの部分がとても使いにくいです。
あとスマートフォンを入れる間口が狭くできています。
間口が狭いのと素材の厚みのお蔭で、スマートフォンを入れてしまえばケース内部にはしっかり固定されます。
ランニングしていても、スマートフォン本体が中で遊んでしまって動くということがありません。
厚めのケースなどをスマートフォンに取り付けている場合は、外した方が楽に入ります。
どのメーカーもアームバンドの中にスマートフォンを入れるのは、裸で入れることができるサイズで表記されていますので、スマートフォンにケースを取り付けて厚みが出ている場合は注意が必要です。
このアームバンドは他のアームバンドに比べて間口の締め付けが強いです。
ケースの形状
表側の形状はいたって普通ですが、裏面のスマートフォンを入れる部分の蓋の形状が
このような形状で非常に使いにくいです。
これは僕のスマートフォンがケース付きで厚いというのも影響していると思います。
スマートフォンが裸だと、もっとスムーズに入るとは思います。
それでもこの蓋の形状はよくないですね。
スピード感のある出し入れなどできません。
走ってみた感想
- バンドはしっかり固定できる。ズレそうな感じもない。
- 生地に厚みがあるが、走っていて重さや動きにくさは感じません。
- 蓋の形状が悪い。スマートフォンを出し入れしにくい。
- 6.5インチまで対応しているモデルのため縦に長い。
- 鍵穴のポケットが浅い。入れると不安感がある。
Auwet スポーツ スマホ アームバンド
3つ目のアームバンドになります。Auwetのスポーツスマホアームバンドです。
6インチまでのスマホに対応しているモデルです。
さっそく取り付けて10キロ走ってみました。
デザイン
色は黒なのですが、ゼブラ柄と言うのでしょうか、全体に柄が入っています。
ただ柄は遠くから見ても分かりませんし、走っている時に自分からは見えませんので、ほとんど気になりません。
auwetとメーカーのロゴが入っていますが、丸みのあるデザインで個人的にはこのデザインは大変気に入りました。
Auwetのスポーツスマホアームバンドは、裏側のスマホを入れるところのフタの部分が縫って補強してある以外には、縫い目は一切ありません。
そのため全体的にとてもスッキリしたデザインですし、「あっここからほつれそうだな」と感じる部分がありません。
アームバンドは長く使いたい物ですから、この縫い目がないデザインは素晴らしいです。
バンドの性能
こちらの商品も穴が2つあり、どちらかに通して固定するタイプです。
僕はそんなに二の腕は太くありませんが、Aの大きいサイズでないと入りませんでした。
男性だと、ほぼ間違いなくAの位置での固定になるでしょう。
先端にもマジックテープを固定している縫い目などはありません。
なので、穴に通す時に引っかかることもありません。スムーズに穴に通ります。
あとにも触れますが、バンド裏面に滑り止め加工がしてあります。
この滑り止め加工が非常に優秀です。
これがあることで腕に取り付けた時に全くぶれません。
他のアームバンドで感じる「なんか少し揺れてる感じがする」という現象が起こりません。
通気性はないのですが、揺れやズレを抑えてくれるバンド加工が優秀です。
腕への取り付けやすさ
そろそろおなじみになってきた僕の輪っかを作って腕に取り付ける方法をやってみます。
まずバンドの先端の部分がマジックテープを縫い付けていないので縫い目がなくてスムーズに入ります。
しかし、通す穴に対して先端は大きくないので簡単に通りますが、簡単に抜けます。
なので輪っかを作った状態で油断するとスポッと抜けてしまいますので注意が必要。
あとはこのアームバンドは裏面に加工がしてあります。
このように滑り止めみたいな加工があるんです。
これが輪っかを使って腕を通すやり方で、ウェアに対して抵抗が生まれるので、スムーズに二の腕まで上がりません。
輪っかを大きくとればその問題は解決されますが、腕が太い男性は注意が必要です。
ケースの操作性
前面の指紋認証の部分には、違う素材のビニールが付いているので指紋認証が問題なく使えます。
裏面にはカードが収納できます。
クレジットカードは問題なく入ります。
鍵を収納するポケットもあり。
ランニング中は鍵を持っている僕としては、非常に便利。
ケースの形状
スマホを入れる入口はこのような蓋の形状になっています。
かぶせになっていますので、スマホが落ちることはほとんどないでしょう。
スマホもTPUのケースなどに入っていると厚さもあり、ビニールへの抵抗があり入れにくいですが、
スマホが裸の状態であればスムーズに入っていきます。
入れにくい場合はケース取り外しをおすすめします。
全体的に余計な縫い目はありませんので、ほつれを心配する必要はありません。
そして触った感じの質感が非常に良いんです。
前面の柄の部分もツルツルした素材で肌触りがよく、適度な厚みがあり強度があります。
裏面は滑り止め加工が全体にしてあります。
このアームバンドだけ他のアームバンドの2倍くらいします。
しかし、全体的の出来上がりのレベルが高く納得しました。
走ってみた感想
- バンド部分の完成度が高く、ズレる感じや揺れる感じが皆無。
- 冬のウェアの上からでも、体にピッタリ装着している感がある。
- 腕への取り付けもしやすい。
- スマートフォンの出し入れも、スマホをケースに入れていなければスムーズ。
- 全体的に完成度が高いと感じる。
ランニングアームバンド スポーツ スマホ HIHICCUP
今回は4つのアームバンドをまとめ買いしまして、このHIHICCUP アームバンドが最後です。
ちなみにこのアームバンドは僕が購入した時点でアームバンド部門の売り上げ1位の商品でした。
デザイン
まず全体的に縫い目が目立ちます。
表面は縫って縁取りされていますし、裏面も同じように縫い目が目立ちます。
他のアームバンドと比べると縫い目が大変目立ちます。
あとですね、全体的にチープなんです。
アームバンド4つ買って比べているからこそ分かるんですが、他の製品に比べて安い作りです。
このアームバンドだけ見るならば、恐らく安っぽい感じは強く感じないかもしれません。
しかし、他のと比べると大変安っぽいんです。
「素材をアームバンドの形に切り抜いて、スマホ入れる部分を縫い付けて、マジックテープも雑に縫い付けた」という感じです。
バンドの性能
この商品も穴が二つあって、そこに通して使います。
他の商品に比べるとすこしアームバンドが長いんです。3cmくらい。
この3cm長いことで、1つの穴に通して固定するだけだとゆるいです。
僕は腕は太くないですが、それでもゆるくなってしまい、上手く固定されません。
なので2つの穴に通して固定しました。
あとですね、よく見ると分かりますがマジックテープの取り付けの縫製が雑!
曲がっているし、マジックテープはほつれている。
中国製だから品質が悪いというのではなくて、他のアームバンドと比べても、遥かに縫製が雑。
腕への取り付けやすさ
さぁお馴染みの輪っかを作って腕を通してみます。
分かりにくいんですが、アームバンドが長いため2つの穴に通しいるので、二の腕までスムーズに上がりません。隙間がないですからね。
かといって1つの穴に通すスタイルでは、アームバンドが長すぎて上手く固定できず、ゆるくなってしまいます。
アームの先端の穴への通した感じも、きつくはなくするする通ります。
なので、輪っかを作ったときには抜けてしまいます。
- アームバンドが長いため、二の腕まで上げにくい
- 1つ穴だけ通して固定するスタイルではゆるくて、走っていてアームバンドがぶれる
- マジックテープの縫製が雑なので、ウェアの繊維によっては引っかかる
- とにかく輪っかを作るスタイルでは腕への取り付けがしにくい
ケースの操作性
指紋認証の部分だけビニールの材質が変わっている商品が多かったですが、このアームバンドはそれがありません。
もちろん指紋認証は使えます。
あえて言うならば、ビニールの材質が切り替わっていないので、全体的に薄いビニールです。
こういう所も安っぽさを感じるポイントです。
ケースの形状
裏のスマホを入れる部分はポケットになっているだけで、蓋がありません。
まぁランニングをしているだけでは、飛び出してしまうことはないとは思いますが、他の製品には装備されていた蓋がないと心もとなく感じます。
走ってみた感想
- アームバンドが長いため、装着しにくい。
- アームバンドが長く、きつめに腕に装着しないとゆれる感じが強い。
- アームに滑り止め加工がなく、穴あけ加工もない。
アームバンドのまとめ
4つのアームバンドを購入して、全て装着して10キロ走ってみました。
基本的にはデザインは大きく変わりません。
しかし
- アームの加工の有り無し
- 全体的な製品の仕上がりレベル
- 走った時の装着感
がそれぞれ全く違いました。
4つ買ったなかで、僕がおすすめするのは
- アームの作りが大変よく、ズレる感じが全くない。
- 鍵収納もあり、カードも収納できる。
- 余計な縫い目がない。仕上がりもとても良いです。
アームバンドは基本的に1つあれば十分ですよね。
なのでAuwetのアームバンドを選べばよいです。
今回のことで分かりましたが、アマゾン1位といっても使ってみないと分かりませんね。