「イオングループでの支払いは電子マネーWAONを使っている」という方も多いと思います。
ですが電子マネーWAONをメインに使用していると、損しています。
イオン従業員は電子マネーWAONは、ほとんど使いません。
デメリットが多いからです。
結論 電子マネーWAONはデメリットが多い
電子マネーWAONには、見逃すことができない5つのデメリットがあります。
電子マネーWAONは不正利用に弱い
電子マネーWAONを紛失すると、拾った人に不正利用される可能性があります。
なぜならば、電子マネーWAONは利用するときに暗証番号の入力は必要ありません。
電子マネーWAONに搭載してあるICチップに残高が記録されています。
3万円チャージされていれば、3万円を第三者でも使えます。
紛失した場合は電子マネーWAONの停止処置をすれば不正利用を防げます。
しかし、停止処置が完了する以前の残高は保証されません。
紛失したことに気付くのが遅いと、残高は全部使われてしまいます。
会員登録してないと大損する
電子マネーWAONのお買い物200円(税込み)ごとに1WAONポイントが貯まります。
電子マネーWAONに会員登録をすると、イオングループの対象店舗でポイントは基本の2倍になります。
・貯まるポイントが半減 (会員登録すれば基本の2倍)
・紛失時に停止処置ができない
電子マネーWAONを購入したときには、イオングループの店員は「会員登録してくださいね」なんてわざわざ言いません。
会員登録をしないまま使っていると、大損しています。
会員登録してないと、停止処置もできないので危険です
※電子マネーWAONに会員登録せずに使っていると、カードのICチップに「WAONポイント」が貯まります。
電子マネーWAONのキャンペーンが少ない
電子マネーWAONはイオンカードに比べると、圧倒的にお得なキャンペーンが少ないです。
わくわくデーだけが電子マネーWAONの独自のキャンペーンです。
5日、15日、25日に基本の2倍のポイントが貰えるというお得なキャンペーン。
ですが「電子マネーWAONの会員登録で基本の2倍」と重複して付与されません。
会員登録している場合は、対象日に購入するメリットはありません。
・お客様感謝デー
・ありがとう10デー
・ボーナスポイント
3つのお得なキャンペーンはイオンカードでも対象になります。
電子マネーWAONをもっている人だけがお得なわけではありません。
利用履歴や残高の確認がつかいにくい
電子マネーWAONの利用履歴や残高を確認するには、3つの方法があります。
・レシートで確認する
・店舗にあるWAON端末で確認する
・モバイルWAONのアプリで確認する
どれもめんどくさく、使いにくいです。
利用履歴は即時反映されないので、確認できるまで数日かかります。
家計簿ソフトのマネーフォワードと連携しても、残高が表示されません。
電子マネーWAONに現金やイオンカードからチャージして利用していると、お金の流れが複雑化していきます。
利用履歴の確認も使いにくいです。
利用金額(税込) | 利用区分 |
5430円 | 支払い |
5000円 | チャージ |
3980円 | 支払い |
致命的なのは残高の確認がレシートか店頭端末でしかできないことです。
お金の流れがわかりにくいので、非常に使いにくいです。
貯まっていくポイントが分かりにくい
イオンのポイント制度のミスだと思いますが、ポイントが非常に分かりにくいです。
イオングループの対象店舗 | WAON POINT加盟店以外 | |
貯まるポイント | WAON POINT | WAONポイント |
利用方法 | ポイントのチャージ・ポイント交換 | ポイントのチャージ |
ポイントの使いやすさ |
イオングループの対象店舗での利用で、WAON POINTが貯まります。
WAON POINTの加盟店以外では電子マネーWAONポイントが貯まります。
イオングループの対象店舗とWAON POINTの加盟店以外で付与されるポイントが変わります。
WAON POINTはポイント交換するなど、使い道が多いですが電子マネーWAONはチャージして使う方法しかありません。
電子マネーWAONを使っている人は多いのか?
5つのデメリットを上げましたが、クレジットカードの利用に抵抗があり、イオングループで現金支払いをして来た人たちが電子マネーWAONを使っています。
電子マネーの支払いの比率は、2022年の統計ではキャッシュレス支払いの2%です。
参考 経済産業省 2022年のキャッシュレス決済比率を算出しました
イオングループでも、電子マネーWAONの支払いをする人は多くはありません。
電子マネーWAONは「イオンカード」を使わない層がターゲット
「イオングループの30~50代の主婦層でクレジットカードを使わない人」が電子マネーWAONのターゲットです。
イオンカードを利用する人とはターゲット層が違うので、イオンカード利用者が減少することはありません。
イオンカードを作ったほうが得という真実
電子マネーWAONはイオングループの店舗で優遇されますが、電子マネーWAONだけが優遇される特典はありません。
5つのデメリットを考えると、電子マネーWAONのカード発行手数料300円を支払ってカードを作るメリットはありません。
イオングループではイオンカードが1番得するように設計されているので、電子マネーWAONはイオンカードと比べてしまうと、お得度は低いです。
イオンカード | 電子マネーWAON | |
不正利用対策 | ||
ポイント還元率 | ||
対象キャンペーン数 | ||
発行手数料 | 0円 | 300円 |
年会費 | 0円 | 0円 |
店頭では、イオンカードを使う人が圧倒的に多い
電子マネーWAONを発行する方法
電子マネーWAONを発行するには3つの方法があります。
電子マネーWAONはイオングループの電子マネーサービスです。
現金をチャージしないと、電子マネーWAONは利用することはできません。
・イオングループの対象店舗でWAON POINTが貯まる。
・個人情報登録済みの場合はWAON POINTが2倍貯まる。
・20日と30日のお客様感謝デーでは5%オフになる。
電子マネーWAONのカード
発行手数料 | 300円 |
カードに個人情報を登録していないと、貰えるポイントが半減します。
発行手数料が300円必要です。
スマホのモバイルWAON
発行手数料 | 無料 |
スマートフォンがあればモバイルWAONが手数料無料で利用することができます。
イオンカード(WAON一体型)
発行手数料 | 無料 |
イオンカード(WAON一体型)は、イオンカードに電子マネーWAONが搭載されています。
手数料無料で発行することができます。
※搭載タイプのカードは裏面に電子マネーのWAONのマークがついています。
まとめ 電子マネーWAONはデメリットが多いです
電子マネーWAONにはデメリットが多く、イオンカードをメインで使うことに比べるとお得度は低いです。